株式会社バリュー・エージェント代表のブログです。

学ぶ姿勢:守・破・離

保険代理業を営む会社にも立派な経営をされている会社はたくさんあります。

静岡県の三島市あるバリュー・トーカイ株式会社という会社もその一つ。
経営理念をとても大切にされ、毎年着実に成長をされています。

その社長さんとは昔から懇意にさせて頂いているのですが、
今春から両社の社長同士が互いの会社の取締役になり、毎月経営会議に参加しあって、
様々な情報交換をすることにしました。

先日、その会社の経営会議に参加した際に、バリュー・トーカイ社で社員に説いている
いくつかの教えの中の「学ぶ姿勢(方針を実行するための基本姿勢)」として、
「守・破・離」という言葉があり、とても印象に残ったのでご紹介します。
以下はその会社が作っている文章そのままです。

守・破・離とは、物事を学ぶときの最も大切な基本姿勢である。武道、茶道、華道に限らず、仕事においても先人たちはこの三つの段階を経て、その道を究めて来た。我が社はこれを「方針実行するための基本姿勢」と定義する。


「守」(修)とは、師匠の教えをそっくりそのまま忠実に守ることである。すべて師匠の教え通りにやる。
それ以外のやり方をしては上達しない。なぜなら、師匠は長い年月の間修練を重ね、ひとつのものを築きあげているからである。
もし、初心者がこれを疑い、批判するものがいたら、その人は学ぶ姿勢がないということであり、絶対に向上発展はありえない。
まず最初は、師匠がどのような考え方、どのような態度、姿勢を持っているかをそっくり学ぶ。いわれたことを守りきる。
これが基本姿勢である。

「破」とは、師匠の教えをすべて自分のものにした上で、自分の新しい工夫と努力を加えて、師匠の教えから少しずつ成長して行く段階である。

「離」とは、自分の工夫と努力によって、師匠の教えから脱皮し、さらに修練を積み重ね、自ら一つの境地を築き上げる段階である。

「離」が完成したら、もう一段高いレベルに進むために再び「守」(修)に戻る。この「守」(修)・破・離という段階を必ず踏むことが大切である。



昔の方々は実に良い教えを後世に残したものです。
また、それを取り入れて経営に活かしている会社も立派です。
世の中色々勉強になることばかりです。いいものは早速取り入れる。
これも「守」といえるかもしれません。早速当社でも社員教育の方針として組み入れたいと思います。



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