株式会社バリュー・エージェント代表のブログです。

指の手術

セントレアでのハーフアンマンレースが終わり、
次のレース(8月末の木更津トライアスロン)まで間が空くので、
先週病院にて、脱臼したままになっていた左手小指の手術を受けました。

何で脱臼したのかというと、ずいぶん前に自転車で転んで手をついた際に
けがをしてしまったのです。
本当はもっと早く治療したかったのですが、レースの予定があったので、
延期にしておりました。

自転車で転んだといっても練習中ではありません。いわゆる通勤災害です。
それも悪質なタクシードライバーによる被害事故。

私は普段、天気が良ければ愛用のクロスバイクで自転車通勤をしています。
で、数ヶ月前に、夜間クロスバイクで帰宅の途中、比較的交通量の多い
繁華街を抜けようとした時、一台のタクシーが進路上に割り込んできたため、
接触を避けようとして転倒してしまったのです。

ロードバイクに乗っている人は分かるかもしれませんが、
重心が前にある時に前輪に強いブレーキが掛かると、
前輪がロックして後輪が持ち上がる、
通称「ジャックナイフ」といわれる形になり、
そのまま体は前に放り出されます。
今回そんな形で、見事に180℃回転して
頭から地面に落ちました。

とっさに片手をついたので、何とか顔面強打は避けましたが、
その代わりに左手の小指がありえない方向に曲がってました。

去り行くタクシーに向かい、「○×△□・・・」と罵声をあびせつつ、
とりあえずその場は自分で指の向きだけは元に戻しましたが、
靭帯が断裂したらしく、しばらく経ってから指の向きがおかしくなりました。

指のレントゲン写真

勿論会社近くの整形外科医にも行きましたが、
専門医ではないのでどうしていいか分からない様子。

困っていたところ、トライアスロン仲間に大手病院関係者がいて
その方の病院にて指の専門医の診察を手配してくれ、
そして昨日の手術に至ったというわけです。

当初は指の脱臼で手術?とか思いましたが、
ズレた骨を元の位置に戻してピン固定し、
完全に切れた靭帯を再建するために
手首の腱の一部を移植したりで2時間越える結構な大手術でした。

手術後

ちなみに、大リーグのダルビッシュ投手や松坂大輔投手などが
受けた「トミー・ジョン手術」と部位が違うだけで原理は全く一緒です。

トミー・ジョン手術とは、最初にこの手術を受けたトミー・ジョンという
投手の名称で呼ばれている治療法で、痛めた肘の靭帯の代わりに、
正常な他の部位の靭帯を切り取って移植する手術法です。
今回の私のケースと同様に利き腕と反対側の手首の靭帯が使われるようです。

実は、手術前に詳細を聞くの忘れてて、私はてっきり一部を細く削り取って
指に使うのかと思ったのですが、
手術後に聞いたら、1本丸々切り取ったとのこと。
「えっ!腱切り取っちゃったんですか?」(私)
「3本あるから1本切っちゃったって何の問題もないよ。」(先生)
「なるほど。。人間の体には予備の器官もあるんですね。便利だ。」(私)
(と自分を納得させる・・。)

それでも、
「手術は成功したので、指はちゃんと曲がるようになりますよ。」
と先生に言われて一安心です。

昔からずっと運動やってて、突き指、脱臼、骨折なんかは何度も経験してましたし、
まして、根性論全盛で、多少の痛みには鈍いことが美徳であるような
教育を受けてきた世代です。

でも、たかが指とか思わず、ケガした場合には
最初からちゃんとしたお医者に診てもらうということは大切だと実感しました。
それと、自転車保険に入ること。おっと、ヘルメットも。
自転車に乗る際はくれぐれも気をつけましょう。

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2 Comments

内田 泰基

こんばんは。私も自転車で転倒した際、右手薬指を脱臼しました。自分で戻したのですが、緩い感じです。バレーボールでセッターを務めているのですが中々上手くいきません。病院を紹介してもらえないでしょうか。

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valueman

それはご不便ですね。私は知人の勧めで河北総合病院 https://kawakita.or.jp というところで治療していただきました。大きな病院で安心なのと、お名前は失念してしまいましたが、指の専門の先生がおられること、リハビリセンターも併設していることなどからそこを選んだのですが、結果としては良かったと思っています。

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