日報

ＶＬＳ及びＶＡでは一部の管理者や、パートナー社員を除く全員が日報をつけています。
社員の行動を管理するのが目的ではありません。１日の業務を振り返り、ムラや無駄が無かったかを考え、改善に向けた気付きを自分自身が得て、改善・成長につなげてもらうためと、自分がやっている仕事、及びその仕事を通じて得られた気付き・ナレッジを他のメンバーと共有し、組織全体の成長につなげるという２つの目的のためです。

日報を書くために無駄な残業をして欲しくないので、極力簡単な書式とし、今日やった仕事と所要時間、更に「本日の気付き」という数行のコメントを書いてメールで送信するだけにしています。
非常に簡単なものではありますが、社員の一日の様子やその時々の気持ち、癖などがよくわかり、貴重なツールになっています。従って、どんなに酔っ払って帰っても、必ず全員の日報に目を通す事を日課としています。

「気付き」欄に何も書かない人や、理由も無く送信を怠る人、業務の記載が非常にアバウトな人については、日報の目的・意義を分っておらず、単にやっつけ仕事だとしか考えていないのだろうと思っていますし、誤字・脱字が多い人は、日常業務でもミスが多く、ロスが多いのだろうなと想像できます。
同じような事で反省ばかり書いている人は、業務の改善意欲が低く、きっとお客様にも良い提案は出来ていないのでしょうし、「○○しようと思います。」という決意表明をよく書く人に限って、実は具体的な改善行動がなされていなかったりしています。逆に、「△△と思ったので、□□しました」「○○をやってみたら△△の結果になったので、次は□□がよいと思います。」などと書いてくる人は、ＰＤＣＡのサイクルをきちんと回せている人だなと思います。仕事ぶりも上達しており、成果も徐々に挙げられている人です。

ダイエットの為に運動しようとは誰もが思うものの、実際に行動に移せる人は少なく、更にそれを継続して続けられる人はもっと少ないものです。何も感じないよりは、感じて「こうしよう」と思ってもらえた方が良いですが、当社メンバーには、もう一歩前進して、単に気付き、思うだけでなく、実行して欲しいと思います。