東京都で尖閣諸島を買い取ろうかと提唱したことに対し批判的な発言をした丹羽駐日大使に、
石原都知事が「もっとこの国の歴史を勉強してからモノを言え」と言い放ったとか。。
さすが石原さん。ひ弱な政治家が多い中で、実に痛快な発言です。
話は違いますが、我々代理店においても、保険会社社員から配慮に欠いた事を言われ、
「代理店経営の実態や、募集人個人の置かれた状況をよく理解してからモノを言え」
と言いたくなることは、一度や二度ではありません。
さすがに当社を担当して下さっている保険会社の人達とは、相互に信頼関係が出来ており、
上記のように思うことはまずありませんが、たまに違う部署の人などと話をすると、
未だに信じられない事を言う人間がいます。
今日出会った某社某支店の課長もそう。
来月予定している横須賀の代理店との合併に絡み、数名だけ都内で活動している募集人がいるので、
その人達をどこの支社所属とするかで協議しているのですが、
合併まで2週間余りとなっているにもかかわらず、未だ所属が決まらないまま。
これ以上遅くなるとお客様への挨拶状を送付できないので、
本日挨拶を兼ねて早く所属を決めてもらうようにお願いに行ったのですが、
ひたすら自分の部署の都合を言うだけで、どの様な経緯で合併に至ったのかを聞くこともなければ、
今後どうやって成長を続けて行こうかと言った前向きな話もなし。
更には、その募集人の人に対して、
「コロコロ代理店を移られても困る」
「昨年は手数料ポイントで優遇してやったのに、結果として減収され、最悪だった」
「今後間違いなく増収するなら引き続きうちで担当してやる」
というような発言までされ、横で聞いていた私は冷静さを保つのに必死でした。
どの代理店であっても、好きで合併しているわけではありません。
慣れ親しんだ代理店名が変わる事だけでも大変なこと。
保険会社が一方的に代手を引き下げ、単独でやって行く事を困難にしているから
やむなく合併して生き残ろうとしているのに。。
また減収だってそう。
代理店なりに必死の努力をしているが、マーケット環境の変化に対応できなくて
減収してしまうことだってあります。
それに今は伸び悩んでいる代理店であっても、かつては支社の稼ぎ頭と言われ、
多大な貢献をしていた頃もあるはず。そうした歴史に全く目を向けず、
今がどうだからという事だけで論じるのは如何なものか。
損保会社社員と代理店主の双方を経験している私だからあえて言えるのかもしれませんが、
保険会社の営業社員としての価値は、
「自分が担当している代理店に何をしてやれるか」
「どれだけ伸ばしてやれるか」
これにつきると思います。
人は自分のためにはあまり頑張る事が出来なくても、
他人のためであれば思わぬ力を発揮するものです。
「あの人のため」「あの支社のため」
そう思って頑張ってくれる代理店をいくつ作るかが営業マンとしての価値なんだよと
担当者に教えるのが管理職の本来の務めでしょう。
気の毒そうな顔をして、その課長の横に一緒に座っていた若い担当者が
とてもかわいそうに思いました。
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