決算

当社の決算期は３月末なので、５月末の法人税の申告期限を控えて、決算作業が大詰めを迎えております。

毎年この時期になると、何も考えず３月決算にしてしまった事を後悔します。
保険代理店業を営む会社は３月決算にしてはいけません。

保険会社も３月が決算なので、３月の最終日まで「あと数字がいくら足りない」「何とかしろ」とか言ってきますし、こちらはこちらで、顧客企業に対して、時間を気にして冷や汗をかきながら決算対策の保険の案内をしたり、とにかくぎりぎりまで走り回っていますので、自分の会社の決算対策にまで頭が回りません。
加えて言えば、当月の売上（＝手数料収入）は、その翌月末頃に保険会社からの手数料の明細が届かないと把握できませんので、最終的な利益はいくらになるのか着地点が分らないまま年度末が終わってしまうという事になります。

今期については、事務所の移転費用や、要員増に伴って販管費が増えているので、内容はあまり良くないだろうなとは思っていましたが、出てきた数字は全くのトントン。危うく赤字です。少々焦りました。
経理上は多少赤字出しても構わないといえば構わないのですが、最近は保険会社も代理店の経営に口を挟むようになり、赤字決算だと経営品質が劣ると見なされて代手率を下げられたりするので、無理にでも黒字にしておかなければなりません。

今期は震災の影響もあって、予定していた案件が流れてしまったりと、よい話がなかなかありません。保険業界が景気の波を受けないといわれていたのは過去の話。今や不景気の波をモロに被ります。でも何とか知恵を絞って売上を上げて行きたいと思います。
保険会社の皆様、ご協力よろしくお願い致します。