最近コンビニや飲食店などで奇行を行い
ツイッターやフェイスブックで拡散されているというニュースを目にします。
「バカッター」という言葉で検索すると、色々出てきます。
- ステーキハウスで冷蔵庫に入り、閉店に追い込んだ専門学生・・・
- ピザ屋でピザ生地を顔に張って喜ぶアルバイト・・・
- 複数の男が全裸で餃子の王将のカウンターに座って注文・・・
昔からウケ狙いで馬鹿な事をする奴はたくさんいましたが、
せいぜい内輪の小ネタでとどまっていました。
SNSが普及した今は、どこかのバカの行いがあっという間に世界中に拡散し、
さらにそれを真似たバカが現れるようになりました。
バカが伝染る時代になったようです。
それにしてもSNS恐るべし。
投稿する方は身内しか見ていないだろうと思って安易に書き込むようですが、
全国津々浦々から情報が簡単に集まる時代にあっては、
奇行が行われた場所や投稿者本人の身元が簡単にバレてしまいます。
本人が特定され、実名が曝されて罪を問われている投稿者本人は自業自得として、
悲惨なのは、奇行が行われた店舗オーナーや奇行を行った本人の雇用主など。
自分の店でアルバイトが奇行を行っている画像が知らない間に世間に広まっていたら
たまったものじゃありません。
「バイトテロ」(=アルバイトによるテロ行為の意味)という言葉も最近出来たようですが、
まさに自爆テロと呼ぶに等しい行いです。
企業リスクに関しては、伝統的な損失の分類として
「人的損失」「物的損失」「利益損失」「費用損失」「責任損失」があり、
それぞれのリスクに対応する保険商品は古くから存在しています。
しかしながら、ブランド、レピュテーション、ノウハウ、技術、顧客資産、組織風土など
の無形資産の重要性が増し、総資産に占める無形資産の割合は4割以上になると言われている
昨今においては、従来の保険ではカバーされないような事故、事件、不祥事の深刻度が増し、
対策の重要性が叫ばれています。
バカにつける薬はないかもしれませんが、
バカッターに備える保険があったら売れそうですね。
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