近々代理店研修生を卒業するという人が会社に来られ、
今後の進路について相談を受けました。
独立を夢見て保険の世界に飛び込んだのが3年前。
頑張って所定の数字をクリアーし、無事卒業にこぎ着けましたので、
本音では個人代理店として開業したいのだと思いますが、
現実問題として、独立開業するには収保が足りず、
生活を考えて、代理店の使用人としてやっていくことにしたそうです。
代理店研修生というのは、個人代理店として開業を目指す人を支援する為に
保険会社が3年〜5年の間、社員として雇用し、一定の給料を払いながら
保険販売のスキルを身につけさせ、独立開業まで支援する制度です。
採用に当たっては面接の他、筆記試験もあり、ある程度適性を見て採用する訳ですが、
実際に研修生として採用された人の中で無事卒業できるのは大体1/10くらい。
そしてその中から実際に店主として独立開業できるのは、卒業者のさらに1/10くらいと言われています。
つまり、100名採用しても、実際に経営者になる事が出来る人は1〜2名ということになります。
厳しい世界である事は間違いありませんが、それにしても確率が低すぎじゃないでしょうかね。
代理店主になってみて新たに気づいた事がいくつかありますが、
その一つは、研修生卒の募集人が意外と知識もスキルも低いということ。
そのため「量をこなせない」人が多く、大した挙績でも無いのに、
やたら忙しがっている人が多い気がします。
要はトレーニングが足りていないという事だと思います。
もっともっと自分を追い込み、時間を惜しんで走り回らないといけません。
せっかくの研修期間ですから。
店主として将来人を使う立場になるか、
あるいはずっと使用人として使われる立場になるか。
その差は恐らく、独立時挙績にして1,000万くらいの差でしょうか。
年間300万。ひと月25万円。1日にしたらわずか1万円の差です。う〜ん。。。
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