今年になってからIS関係者の犯行といわれるテロ事件が相次いでいます。
パリの同時多発テロや、フロリダでの銃撃事件、
イスタンブールでの空港での自爆テロ、
そしてダッカでまた日本人7名を含む20人もの命が奪われる事件が起きました。
ダッカでの事件では、日本人でただ一人助かった人がいましたが、
偶然にも仲が良かった中学・高校の同級生でした。
ニュースで特徴ある名前を聞いたとき、「まさか」と思いましたが、
その後刻々と入ってくる情報から本人に間違いない事がわかりました。
幸いにして負傷はしたものの一命はとりとめたとのことですが、
傷はもちろんのこと、心理的なダメージが心配です。
早く心身共に回復してくれる事を祈っています。
その友人は昔から正義感が強く、かつ面倒見の良いタイプであり、
若い頃から海外青年協力隊に加わり、各地で支援活動に奔走していました。
数年前に久々に会った際も、
「JICAの委託を受けて途上国でインフラ整備の指導をしている」
と熱く語っていました。
今回亡くなられた方々も皆彼と同じような気概を持った方々
だったのだと思います。心からご冥福をお祈りします。
ニュースでは、犯人グループは皆バングラデシュ人の若者で、
バングラデシュ人や、コーランを暗唱できる人には危害を加えず、
それ以外の外国人には拷問を加えて殺したと報道されています。
同じ人間の所業とは思えない卑劣な犯行に強い憤りを覚えるとともに、
遠い異国の地に赴いて、その国の発展の為に尽くそうとしている最中に、
現地の人間に敵視されて襲われてしまうということに、
やりようのない理不尽さも感じます。
世界のあちこちで悲惨なテロが起きており、
ますます安全といえる場所は少なくなっていますが、
我々が保険の仕事をしている中で知り合うお客様には、
そうしたリスクと向き合いつつも、
果敢に世界を相手にビジネスを展開をされている方々がたくさんいます。
保険で出来ることは事後の金銭的対処だけであることに
常に歯がゆさを感じてしまうのですが、情報をしっかりとチェックし、
せめて安全性の確保に十分に注意していただきたいと願うばかりです。
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