来年度以降さらに成長を加速させ、早期に次のステージへジャンプアップするために、新たなマネジメント人材を招いて新中期計画の策定を行っております。5月の新事業年度スタート前に完成させるため、ピッチを上げて複数名で分担して策定作業をしてもらっているのですが、先日その方向性をすり合わせるための中間報告会がありました。
参加したのは5名でしたが、私と古参の幹部以外の3人は最近マネジメントチームに加わってくれた方々です。当社には複数の事業がありますが、それらの事業について今一度ゼロベースで見直し、精緻な数値計画にした上で、全体計画に仕上げる作業をしております。
色々な分野での専門家が集まってくれたお陰で計画自体の厚みが相当増しているためか、、冷静に考えたらすごい数値が並んでいるのですが、全く実現不可能と思わない。ヤバい計画になりそうです。
聞いていてワクワクが止まらなかったのですが、一方で不思議な感覚に捕われました。自分の会社の議論をしているような気になれなかったのです。なぜなら、これまでは事業の計画を作成するのは全て私の仕事で、事業の戦略も細かい数値計画も、さらには組織図も人員配置も全て自分ひとりで構想していたからで、今回のように、皆でワイガヤ議論しながら一緒に作り上げていくやり方は今回が初めて。だからその状況にまだ感覚が慣れていないのでしょう。
ついこの間まで、お金もない。人材もいない。お客さんも来てくれない。あるのは気合と根性だけ、、という状況で走り回っていたつもりでしたが、気がついたら拠点は増え、規模もそこその大きくなって、さらには「あなたが何でうちに?」と思うような、スゴイ人材が来てくれるようになり、それまで自分が担っていた仕事を、代わりにやってくれるようになり、更にはそれらの人材が様々な人脈や知見を持ち込んできてくれるようになりました。あともう少し頑張れば別の景色が見えてくるかもしれません。会社が次のステージへ行くというのはこういうことを言うのかも。
田坂広志さんの「仕事の報酬」という本の中に「いい仕事をすれば、もっといい仕事、面白い仕事、自分のやりたい仕事が回ってくる。それが仕事によって得られる報酬であり、仕事による1番の作品は『夢と共感に溢れた仕事の仲間』である」という記述があります。今まさにそれを体感。良い仲間と共にこれからもハードワークをし更に良い報酬と作品がうまれるよう精進していきたいと思います。
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