株式会社バリュー・エージェント代表のブログです。

雪のあと

2月に2週連続で降った大雪による保険金請求は、
損保業界全体で24万件になるそうです。
車庫の屋根が倒壊したり、路上で滑ってけがをしたなど
原因はさまざまですが、
本当に大きな被害をもたらしました。

千葉にある私の実家でも、最初の大雪の日に雪の重みで庇(ひさし)が落ち、
さらにその翌週の大雪では、3Fの屋根に積もった雪が翌日に一気に1Fに落下して、
敷地内のエアコン室外機を直撃、配管も含めて破損してしまいました。
幸いけが人がいなくて良かったですが、もし人間の頭に落ちていたらと思うと、
怖いですね・・・。

保険会社の査定部門も通常より人数を増やして対応していたようですが、
保険金支払いに至るまで結構な時間がかかりましたが、
ようやく、支払いができる見通しが立ったので、
連休中にその保険金請求手続きの案内も兼ねて実家に行ってきました。

書類に印鑑もらうだけなので、郵送でも良かったのですが、
「ちょっと頼みがあってね・・。」と母が意味深なことを言うので、
久々に顔でも見てくるかと週末に行ってきたのですが、

その頼みとは、
「階段の上の蛍光灯の一部が切れているので交換してほしい」というもの。。
(なんだ、その程度か。)と思ったものの、確かに階段上だと、背伸びしても届かないし、
脚立も立てるにしても、老人ではとても危ない。

早速1つ目を予備のものと交換しましたが、ちなみに1月から切れてたとか。
「もっと早く言えばよかったのに」と言ったら、「頼みづらくてね」とのこと。
(たしかにそうかも。。。)

ついでにと思って、家中の電灯をチェックしてみると、何か所か電気が切れている。
更にドアの蝶番(ちょうつがい)が外れている個所もあったりして、
メンテナンスが相当におろそかになっているようでした。

どうせならと近所の家電量販店とホームセンターへ行って電灯やらネジやら買い込み、
主だったところの蛍光灯などを全て新品に変え、ドアのゆがみも直して、と、
久々に肉体労働しました。
予定外に長い滞在時間とはなりましたが、母親も喜んでくれ、
小さな親孝行ができてよかったです。

高齢化社会の進展によって独居老人が増えていると聞きますが、
電球一つ交換することができず、かつ誰にも言い出せなくて、
不自由な思いをしているお年寄りは多いでしょうね。

ネットや大手量販店に押されて淘汰されつつある家電販売の業界において、
「究極の御用聞きとなる」を経営ポリシーとし、
お年寄りに支持されるような、地域密着で、きめ細かいサービスを徹底する事で、
大手量販店がひしめくエリアにあって、小規模ながら高い利益率を確保している会社があります。
とってもよくわかる気がしました。

保険の世界でも業法が緩和され、現物サービスが色々とできるような環境が整いつつあります。
他の業界とはまた違った『ちょっと頼みづらいけど、実は困っている』といった人に
役立つサービスができるといいですね。

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