3月29日に診断士養成課程の前半部分が終了し、4月3日まで束の間の「春休み」となったので、昨日、今日と久々に神田の事務所に出勤しました。
年度末を迎えて、最後の営業数字の調整やら、社内の打合せやらであっという間に時間が過ぎてしまいましたが、この妙に落ち着かない、何ともいえない緊張感が年度末らしいなと思います。
今期の当社の保険部門の営業成績は、生命保険、損害保険ともに伸びが鈍化し、どちらも対前年の収入は上回ったものの、目標金額には程遠い結果となりました。店主自ら戦線離脱し、その分の営業力が弱ったということも勿論ありますが、料率競争や法人顧客の売上ダウンに伴う保険料の低下が大きく響いたと思います。また最後の追い込みのさなかの大震災発生したという不運もありました。しかしながら、震災対応にも追われる中、休日出勤も辞さず年度末最終日まで奮闘してくれた社員の頑張りにより、何とか格好がついた形で年度末を迎えられ良かったと思います。全社員及び取引保険会社の皆様には心から感謝しております。
保険業界、特に損保業界は従来景気の変動を受けにくい業種と言われていましたが、近年はその定説が全く当てはまりません。デフレの環境下にあって主力の自動車保険では、通販系の会社は益々シェアを伸ばしていますし、当社も契約の流出は止まりません。法人部門においても、顧客の年間売上高に応じて保険料が決まる種目が増えて、1顧客あたりの平均単価がどんどん下がっています。今後震災の影響により景気が冷え込めば、保険会社も保険代理店も収益低下が避けられないのではないかと見ています。2011年度は非常に厳しい経営環境下におかれるものと思います。とはいえ、あまり悩んでいる暇はありません。
明日から2011年度。新たな打ち手を考えつつ、ひたすら前進あるのみです。
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