株式会社バリュー・エージェント代表のブログです。

これからの10年

今夏退任予定の米シスコシステムズのCEOが、
今月行われたイベントでの基調講演で、「10年以内に企業の40%が姿を消す」
と語ったそうです。

その理由は、
全ての企業がビジネスの「デジタル化」を迫られている一方で、
多くの企業がそのデジタル化に失敗すると見ているから。。

なお、ここで言うデジタル化とは、
「ITにより、従来あり得なかったような方法で事業を展開すること」を指すそうで、
例として、
一般の消費者がタクシードライバーになる「Uber」や、
同じく消費者の自宅の一室をホテルの部屋として貸し出す「AirBnB」などを挙げ、
企業がビジネスのデジタル化に失敗すれば、
このような新興企業の台頭を招くと主張しています。
(※記事の引用元はこちら→http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/061001938/)

英オックスフォード大学の研究でも、
IA(人口知能)の発達により自動化可能となるため、
調査対象の700以上の職種のうち、実に4割が90%以上の確率で、
「10年後には無くなる仕事」と断言されています。

ちなみに、金融業界では、
「保険の査定業務」や「銀行のローン審査業務」もその中に入っています。
業界内では、どちらも時間をかけノウハウやスキルを蓄積していく必要がある、
いわば専門性が高い仕事に入るのですが、いよいよこうした専門領域も
コンピュータに取って代わられる時代になりつつある事に
恐怖に似た感情が湧いてきます。

会社としても個人としても
仕事の定義やミッションを環境に合わせて柔軟に変えていかなければ
生き残れない時代がもう目の前に来つつあります。
10年後も必要とされる会社であり、仕事をしていられるよう、
時代の波をうまく渡っていきたいものです。

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