VALUEMAN'S Blog以前当社を担当していた生保会社の社員が保険会社を辞めて
今年のはじめに生保の大型プロ代理店に転職しました。
以前挨拶状をもらっていたのですが、お互い忙しくて連絡できずじまい。
その後ようやく連絡が取れて一緒に食事をしたのですが、
転職後の半年間で、当社全体の数倍の成績を挙げているとの事。
もともと非常に能力の高い人で、知識面はもちろん、営業センスも抜群でしたので、
それだけの成果を挙げても不思議はありませんが、
環境が大きく変わった中で、たった一人の成果として考えるととても立派です。
報酬体系はフルコミでしょうから、きっと収入は大きく増えて
脱サラの醍醐味を味わっている事でしょう。
対照的なのが最近の損保の代理店。
最近あちこちで経営に行き詰まりを感じている代理店主の悲鳴を聞きます。
「今月給料を受け取っていない」「正直生活がキツい」・・・。
たくさん募集人を集めて大型化を図ったのはいいけれど、
新しい事務所や事務員の人件費などの管理コストはかさむ一方で、
業務の効率化は出来ずに増収はストップ。
結果、保険会社に手数料率を下げられて収入は激減、
といった具合で経営難に陥って苦しんでいる代理店があちらこちらにあります。
大体多くの代理店店主は、その代理店メンバーの中で一番セールスマンとして
優秀だった人ですから、その人が自由に営業できる環境を作る事が
売上アップ、手数料率アップのためには最も効果的だと思うのですが、
実際にはその逆で、本来一番稼げるはずの人が、自分の活動時間を削って
慣れないマネジメントを一生懸命やり、身銭を切って他の募集人のために事務担当者を雇い・・と、
利益増とは全く関係ない事をしています。
そうした店主の人達には、
「誰かに経営を変わってもらって、プレーヤとして頑張ったらどうですか？」
とでも言ってあげた方がいいのかも知れませんが、
プライドもあるでしょうし、面と向かって言うのは難しいですね。
何を持ってやりがいに感じるかは、人それぞれだと思います。
しかし、ある程度腕に覚えがある人間が、余計なストレスを抱えることなく
キャッシュリッチを目指すなら「ピン」のまま、もしくは有能なマネージャーがいる組織で
プレーヤーとして頑張る方が手っ取り早いし、確実です。
徐々に環境は厳しくなりつつあるとは言え、良いお客様をきちんと捕まえ、
自身のスキルを磨き続けている限り、喰いっぱぐれる事はなさそうです。
私もこの会社がある程度の形になりったら、誰かにバトンタッチして
保険代理店向けの「ピン」のコンサルタントになろうかな。。
それでも食べて行けそうな気が最近しております。
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