株式会社バリュー・エージェント代表のブログです。

会社を存続させる難しさ

社長の仕事で一番重要なのは「会社をつぶさないこと」です。
 
「そんなの当たり前だろ」と思われるかもしれません。
でも、2010年度の企業倒産件数は11,496件。つまり毎日30件以上の会社が倒産しているのです。
毎日30人の社長さんが廃業している訳です。

その社長さんたちの中には会社経営歴何十年という人もいたはずです。
少なくとも決して経営の素人という人ばかりではないでしょうに・・。
会社をつぶさないという事がいかに難しい事なのかという事です。

経営とは、お客様に対する価値提供の結果、得られる対価の大きさが
価値を生むためのコストを常に上回るようにする事です。
この収支が会わないと赤字となり、それが続けばキャッシュが枯渇して倒産に至る事になります。

お客様のニーズ、価値観は勿論、経済環境、競合、技術革新など外部環境は常に変わります。
また、社員は入れ替わりますので、社員の知識レベルやモチベーションが常に一定水準以上に保てるとは限りません。
コスト構造も常に変動する中で、上記収支を常にプラスに保ち続けるのはとても大変です。
去年うまく行ったから今年もうまく行くとは限らない。

よく「ビジネスは仕組みづくり」と言います。
従って社長の仕事とは、毎日毎日その仕組みを考えては作り、考えては壊し、そしてまた作るという作業をやり続ける事です。
何が正解かは、後からじゃないと分かりませんので、その判断には時に誤りもあるかも知れません。
でもやる。結果が出るまで。メンタルタフネスが求められる仕事です。
日本の社長の皆さん、共に頑張りましょう。
  • Delicious
  • Facebook
  • Reddit
  • StumbleUpon
  • Twitter
  • RSS Feed

コメントを残す

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.