また嫌なニュースを目にしてしまいました。
東京海上日動の代理店が架空の投資話を顧客に持ちかけ、多額の現金をだまし取っていたとの事。
正直、「またか」といった感じです。
多少手口は異なるものの、証券会社社員や銀行員でも詐欺事件は頻繁に起きてはいますが、
証券会社や銀行員の事故に比べて、保険代理店は元々あまり良いイメージを持たれていないので、
更にイメージが悪くなるような気がします。
以前もブログで書いたと思いますが、私が保険代理店を開業してまだ間もない頃、
東京海上日動のから保険代理店を廃業予定のコンサル会社を紹介され、支社の担当者とともに
そこの社長に挨拶に行ったことがあります。
その際に社長に言われたのは、「自分はこの人(私)を知らない。東海がこの人に保険を担当させろというなら任せるが、万一この人が保険料の使い込みをしたら、東海日動が弁済すると言う念書を出してほしい」ということ。
保険業界に身を置いて14~15年経ってましたが、この時ほどショックを受けた事はありませんでした。
保険会社社員と代理店とでこうも世間の見る目が違うものかと。。
同じ業界で同じような仕事をしているにも関わらず、東京海上の社員だった時は、
バッジと名刺に会社のロゴがあっただけで絶大な信用があり、
一時払いの積立保険に入りたいというお客様のご自宅に伺って、初対面であったにも関わらず、
その場で1,000万円の現金を預かって持って帰ったこともあったのに。。
一人の不心得者のために、真摯に仕事をしている代理店まで信頼を失うのは大変残念な事です。
保険会社には、もっと募集人の管理・チェックを厳格にし、再発を防ぐ仕組みづくりを望みます。
同時に、我々自身も横のネットワークを駆使して、代理店業界内に不祥事代理店を出させないムード作りや、
まっとうな代理店を選別させる目をお客様に養っていただくような啓蒙活動をしていきたいと思います。
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