心・体

４５の手習いとでもいうべきでしょうか。
高校時代の同級生から誘われて今年からトライアスロンを始めました。
夏前にロードバイクを買い、週末にツーリングへ行ったり、
仕事帰りにプールに通って少しずつ泳いだりしていましたが、

とりあえず何かレースに出てみないとということで、
先日初めてスプリント競技といわれる短いレースに出てみました。
水泳７５０M＋自転車２０Km＋ラン５Kmという、
アイアンマンレースの何分かの一、オリンピックディスタンスの半分の距離です。
まさにビギナー向け。

しかし短いからといって侮る事なかれ！
水泳もバイクもランも、一つ一つはどうってことない距離ですが、
連続してやるのはけっこうキツい！
特に最後のランについては、事前に練習をほとんどしていなかった事もあり、
全く足が動きませんでした。たった５Kmが何と長く感じられたことか。。。

走り出す前からふくらはぎはツってるわ、途中で膝は痛くなるわで、歩いた方が速いかも？
というような速度で、みんなに追い抜かれながらトボトボとゴール。
日ごろからちゃんと鍛えないとダメだと実感しました。

不思議なもので、若い頃は時間も体力も有り余るほどあったのに、
ただ泳いで、自転車こいで、走るだけ、というスポーツに何の魅力も感じませんでした。
３５歳になるまでバスケットボールをやっており、
人相手のゲーム性のあるスポーツの方が楽しいと思っていたこともありますが、

一番はとにかく忍耐力がなくて、地味な練習が必要で、ストイックさが求められる競技は
向いていなかったのだと思います。

今は前より仕事が忙しく、自由な時間を確保するのが大変であるにもかかわらず、
少しでも時間があれば、せっせとジムへ通ったり、自宅で自転車を漕いだりしている。
年とともに性格は変わるのですね。
もしこのマメさが学生の時にあれば、学業もスポーツももう少し良い成績を残せたかと
思うのですが。。

体力があるときには心が未熟。心が成熟しつつあるころには体力がない。
心・技・体とよくいいますが、同時に３つそろうのは難しいことです。
しかしそれが凡人の凡人たるところか。。。

短いとはいえ、実際にレースに出てみて、より練習意欲がわきました。
ただし残念ながら今年はもうシーズンは終わり。
来年はいくつかのショートレース （＝オリンピックディスタンス：前回の倍の距離）
に出ようと思っていますが、まずはケガなく完走することを目標に、地道なトレーニングを
続けていきたいと思っています。