株式会社バリュー・エージェント代表のブログです。

神の領域

先週のスティーブ・ジョッブス氏が無くなったというニュースはとても衝撃的でした。

体調が良くないという事は周知の事実でしたが、できればもう少し長生きして我々をもっと驚かせてほしかったと思います。

それにしても、亡くなられた日がiPhone4Sの発表直後だった事は全くの偶然なのでしょうが、自らの死すらAppleの宣伝につなげてしまうという事が、カリスマのカリスマたる所以かも知れません。
そんな事を思いつつ、本日iPhone4Sの予約をしてきました。

私はAppleの熱狂的なファンとまでは言えませんが、社会人になって最初に買ったPCはApple製のColorClassicⅡという製品でしたし、その後も時代がWindows全盛になるギリギリまで何回か機種を買い替えながらmacを使っていました。

昔はMacのPCは高価というのが定説で、私が買った頃は多少廉価になっていたとはいえ、周辺機器やソフトの購入代も入れると結構な金額でした。社会人になってまだ年数が浅い私にはかなりの投資だったと言えますが、それでも新製品が出るたびに買いたくなる魅力がmacにはありました。

その後、会社で1人に1台のwindowsPCが支給されるようになって以降は、業務上の必然性からwindowsPCをずっと使い続けてきましたが、今年に入ってから、ほぼ「衝動買い」でMacBookProを購入、そのコストパフォーマンス高さに驚嘆し、最近さらにモバイル用にとMacBookAirも購入してしまいました。

気がつくと、iPod、iPhone、iPad、macと妻の分も合わせて家にはApple製品がいっぱい。すっかりApple教団に洗脳されているようです。もう当分windowsには戻れないでしょう。

ところで、経営学に「イノベーションのジレンマ」という言葉があります。成功した企業が、自らの成功体験にとらわれて保守的になり、従来製品の価値を破壊するかもしれない新たな価値を生み出す事(=破壊的イノベーション)に消極的になっている間に、新興勢力に新たな価値に基づく特色のある製品カテゴリーを作られて市場のシェアを奪われてしまう事を言います。

Appleの凄さは、成功してもなお、この破壊的イノベーションを自ら進んでやり続けている事じゃないでしょうか。だから消費者は常に驚き、ワクワク感を持ち続けていられるのだと思います。ハードからソフトまで一気通貫に生み出される価値に魅了され、気づかないうちに仕事の仕方やライフスタイルまで変えられてしまっているのに、それすら喜びになっている。もはや神の領域ですね。

先日当社に来た人が私の机の上にMacBookAirがあるのを見て「macを使っていると人を見ると、それだけで何かクリエイティブな仕事をしている人のように見えますよね」と言ってくれました。確かに。PC自体は間違いなくクリエイティブ。なんせ、神様の魂が宿ってますので。。
それにあやかる私も少しはクリエイティブな仕事ができるよう頑張りたいと思います。

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