今年も4月1日に5名の新卒新入社員が入社してくれました。毎年の事ですが、新たな社員が入社してくる日というのは、朝から職場が少し高揚した空気に包まれます。ベテラン社員だけでなく、特に年次が下の社員になればなるほど少しソワソワした感じがしました。
例年の入社式は会議室にて役員と新入社員だけで行って来ましたが、昨年暮れに会議室を潰してしまった事もあり、東京本部の事務スペース内で、社員全員で新入社員を囲むように輪になって行いました。
代表として私が挨拶したのち、新入社員ひとりひとりが自己紹介を行い、最後に先輩社員からの歓迎のコメントとして、今年2年目の社員が挨拶を行いました。
新卒社員のフレッシュさは勿論のことですが、2年目になったばかりの去年の新卒社員の立派な挨拶に、この1年間の成長と先輩になった自覚を感じるとともに、心地よい感激を覚えました。こうして若手が成長していく姿を見られるだけでも毎年新卒を採用する意義はあるように思います。
「今年の新人は、学生生活最後の年にコロナに見舞われ、学業においても就活においても、前例のない未知の事態に遭遇し、それを潜り抜けた初めての新社会人と言えます。
学校に行きたくてもいけない、ゼミやサークル活動も、アルバイトもろくにできない。就活ではOBOG訪問したくても会えない・・・。といった、不遇な体験を相当された世代です。中には本来進みたかった業界を諦め、進路変更を余儀なくされた人もいるでしょう。「なんて不運なんだ」と思った事も多かったと思います。
しかし、見方を変えれば、社会に出る前から未知の事態に柔軟に対応する訓練を積んできたとも言えます。知らず知らずのうちに、危機を乗り越えるために必要なスキルとマインドが備わっているはずです。その経験と能力を是非これからのビジネスにおいても生かしてください。
コロナ禍はいつか終息するとは思いますが、コロナ前の状況には全ては戻らないでしょう。かつての常識で、今は通用しなくなってしまったものの多くは、今後もそのままかも知れません。「新入社員だから」と遠慮することは全くありません。このやり方古いな、少し変だなと思うことがあれば、積極的に上司や先輩に尋ねてください。
皆さんから尋ねられたことが上司や先輩の気付きに繋がり、その気付きが職場改善を促すきっかけとなると思います。皆さんには、会社の将来を担う人材として、さらにValue Groupにあらたな風を吹き込んでくれる存在として大変期待しています。より良いバリューグループを作り上げていくために、一緒に頑張っていきましょう。」
私からはそんな言葉を贈らせてもらいました。
温かく成長を見守っていきたいと思っております。
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