株式会社バリュー・エージェント代表のブログです。

親の介護と向き合う①

三週間ほど前に85歳の父が突然要介護状態となりました。
その1ヶ月前に自宅近くの路上で転んで腰を強打したこと、そして、定期的に病院へ連れて行かなくてはならなくなったことについては母から聞いておりました。
ただ、痛がってはいるけれど、入院する程ではないと聞いていたので、それほど心配はしておりませんでした。

しかし、「その日」、朝から私の携帯に何度も母から着信があり、昼までの会議を終えてようやく繋がった母より、「お父さんが大変。とにかく帰ってきて・・・」との悲鳴にも似た声。
とりあえず午後の用事を片付けて、電車で50分ほど乗った先にある実家に戻ってみると、、

父は白目を向いてベッド横に仰向けに倒れて何やら意味不明なことを言っているし、
ベッドの周りにはモノが散乱し、失禁してしまったままの状態の汚れたシーツと着衣が悪臭を放っており、、
どうして良いか分からずパニック状態の母はその横に立ち尽くし・・・と、
悲惨な状況になっておりました。

とりあえず父を起こして、常に話しかけつつ水を飲ませ、また母と協力して服を脱がせて全身を拭いて、着替えさせてシーツを取り替えて・・・と、とりあえずの応急措置をしましたが、やや小太りの70kg近い体重で、完全脱力状態の父を抱えて起こすだけでも一苦労。寒くないようにと暖房をガンガンにかけていたこともあって、一瞬で汗だくになりました。

しばらくしたら父も呼びかけにちゃんと応えるようになり、ゆっくりではあるものの会話もできるようになったので、少しほっとしましたが、それから「トイレにいきたい」という父をおぶって、数メーター先のトイレに連れていくのがまあ大変。日頃から体幹を鍛えていて良かったと心から思いました(笑)。

とりあえずその日は何とか食事も済ませて父を寝かせるところまではできましたが、自力で立てず、排泄もコントロールできなくなっている状態で、かつ在宅介護仕様になっていない自宅では、非力な年老いた母一人による父の介助は不可能なのは明らか。
とはいえ、介護保険の申請なんて何もしてないので、いきなりホームヘルパーの人が来てくれるはずもありません。私だってそうそう来れない。明日以降も地獄です。
となれば病院にいったんお世話になるしかないということで、翌日も仕事の予定を全部キャンセルして、再び実家に戻り、一日中病院探しに明け暮れました。

奇跡というべきか、コロナ患者も激減していたタイミングでもあり、また腰の状態に加えて、認知症の症状も見られたため、3番目に訪れた病院が受け入れてくれることになり、その日のうちに入院できたので助かりました。

それにしても、父とは、怪我する数日前に会って、近所のレストランで外食したばかり。軽口を叩いていて相当に元気だったのですが。。。
それがしばらく歩かなかっただけで、こんなに一気に衰えてしまうなんて・・。
老人の場合は、数日歩かないだけですぐに足腰の筋力が衰えてしまい、こうなることはよくあるのだそうです。
年齢が年齢だけに何が起きてもおかしくはありませんが、本当に驚きです。
介護は突然やってくる。そう実感しました。

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