プライベートバンク以上の存在を目指して

2022年1月から楽天証券の取り扱いを開始し、1年と数ヶ月経過しました。
それまで数人しかいなかった証券外務員資格の保有者も80名を超え、社内の研修も繰り返し行なって、徐々にIFA事業者としての体裁が整いつつあります。

その間ウクライナ情勢によるエネルギーや食料の供給懸念が相まって、物価上昇が一段と進行、将来に向けたインフレ懸念が高まるなど、経済環境もこれまでとは大きく変わってきたように思います。さらには、岸田政権主導でNISAなどの税制優遇策も拡大されることとなり、一層世間の関心が投資に向かうようになり、まさに「風を感じる」状況になってきました。

過去に書いたブログで「世界有数の個人金融資産を有している日本人こそ需要がありそうなのに、日本では全く普及していないプライベートバンクを、地域密着で、転勤もなく、ずっと顧客に寄り添え、長きにわたってパートナーとして信頼関係づくりを行ってきている我々保険代理業者がその役割を果たしたい」と熱く語っています。

詳細はこちらをご覧ください。→2014年8月28日「More than･･･」

これを書いたのは2014年のこと。当時は思いだけが先行しており、全く実力が伴っておりませんでしたが、いよいよ機が熟してきたと感じます。
これからますます銀行も証券会社も店舗は減り、人員も削減され、一般消費者に対して親身な金融サービスを提供できる窓口がなくなっていきます。

一方で保険代理店は日本の保険マーケットの成熟化による成長鈍化や保険会社の収益悪化で一方的に手数料がどんどん減らされていく傾向にあります。
そうした中で、今こそ保険代理業から総合金融代理業に変革するチャンスですし、自らを変革できた人にはチャンスが拡がりできない人は茹でガエルのようになっていくのではないでしょうか。

保険業界・代理店業界の行く末を嘆き、保険会社に不満を吐き出したところで世界は何ひとつ変わりませんが、我々自身が変われば、自然にマーケットは拡がり「世界観」が変わっていきます。

最近は志を同じくする同業の保険代理店の方々から当社と一緒にIFAビジネスに取り組みたいというオファーを頂く機会が増えております。自前でIFAビジネスに取り組もうとすると、体制づくりに時間もコストもかなり要しますので、協業の判断は正しいと思います。興味ある同業者の方がおられたらどうぞお気軽にご連絡ください。一緒に変わっていきましょう。