株式会社バリュー・エージェント代表のブログです。

2023新卒入社式

4/3に新卒社員の入社式を実施。今年も2名のフレッシュな社員が入社してくれました。内定式の段階では3名でしたが、1名辞退があったため2名による入社式となりました。

冒頭私から祝辞を述べた後、名刺の受領、新入社員の決意表明、参加役員から一言ずつの祝辞・・という毎年恒例の流れ。その後記念撮影をして式次第は終了。

2名の新卒社員

なお、例年と異なるのは、入社式終了後、そのまま新卒社員向けの研修がスタートしたことです。これまでは、入社式を終えたら直ちに保険会社に向かい、保険会社による研修がスタートする事になっていました。「出向型研修制度」といいますが、当社に入社すると同時に損保会社に出向し研修生となる制度に応募していたためです。

この制度は、1年間もしくは2年間にわたり、保険代理店から保険会社に出向し、その出向期間中は保険会社の管理下にて教育を受けながら営業活動も行うというもので、一定の成績を出し続ける限り、保険会社が出向負担金という名目で人件費の一部を負担してくれる制度です。

すぐには売上を上げることが難しい未経験の社員を雇う場合でも、人件費の負担が軽くなるため人を採用しやすく、かつ教育ノウハウを持たない代理店にとっては、保険会社に教育を丸投げできるため、多くの保険代理店が利用しております。当社もこれまではずっとその制度を利用させてもらっていました。

しかしながら、研修プログラムは保険会社が用意したものになるので、当然の事ながら保険だけのメニューとなり、住宅ローンやIFAビジネスといった商材は学習する機会がない上に、保険以外の業務に携わることもできません。さらには保険についても、個人向け保険分野の研修メニューが多く、法人主体に営業活動を行っている当社としては物足りないといったこともあり、最初の数カ月は良いのですが、半年も経つと徐々にミスマッチ感が出てくるところがネックでした。

ということで、お金を取るか、内容を取るかで社内で協議しましたが、最終的には自社でやるのが良いだろうと判断し、研修メニューを内製化し、自社での育成を行うことにしました。ちゃんと育ってくれることを願います。

ところで、コロナ禍がようやく明けつつある中、新卒採用にはこれまで以上のコストと時間を要するようになっております。さらには大手企業中心に新卒初任給も続々と引き上げられており、中小企業にとってはかなり厳しい採用環境になっていると思います。加えて、ここ1,2年で採用した新卒社員の定着率の問題もあり、思案した結果、2024年度については新卒の採用を見送ることにしました。その分、通年での中途採用に力を入れようと思っております。

将来この判断が吉と出るか凶と出るかはわかりません。とりあえずはこんな感じで今年は行ってみます。

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