久々のリアルセミナー

IIABJベストプラクティスセミナー開催

11月24日に私が所属するIIABJ（全米独立代理店＆ブローカー協会日本支部）のセミナーを開催しました。

2年ぶりのリアル開催となり、ゲストにはAIGの社長兼CEOであるジェームズ・ナッシュ氏及び同社副会長の下山氏をお迎えし、基調講演を行なっていただきました。ナッシュ氏より日本における法人保険市場の概況と不確実な時代における代理店が果たすべき使命について講和をいただき、代理店として身の引き締まる思いで聞いておりました。

また、第二部では、IIABJの主要メンバーがパネリストとして登壇し、コロナ前後における経営状況の変化や今後目指すべきビジョン等について、語ってもらいました。

保険代理店で組織された団体としては、代協をはじめとし、各地に色々な団体があって、それぞれ保険代理店の地位向上であったり、相互研鑽を目的として精力的に活動していると聞いています。ただ、私としては（全ての活動に参加した訳ではありませんが）、IIABJの活動が一番肌に合うと感じています。その理由としては、全会員が乗合代理店であり、かつ損保をメインとし、リスクマネジメントによって法人売上を年々伸ばしている代理店ばかりで構成されていること、従って非常にレベルが高く、成長性や生産性も一般的な代理店よりもはるかに高いという点が挙げられます。

相互研鑽を図る会としては、メンバーのレベルが高いということは重要で、レベルが低い人たちと懇親だけ深めても時間の無駄であるし、教えるだけの立場になってしまう人はモチベーションが高まらず、よってレベルの高い人から抜けていき、レベルが低い人たちだけが残るという構図になってしまいがちです。その点、IIABJは会員達の損害保険に関する知識レベルが非常に高く、損保会社の営業社員レベルではとても話し相手にならない位であるので、メンバー同士で対話するにもそれなりの緊張感もあり、それが非常に良い刺激になっています。

それだけに敷居が多少高く感じられるのか、会員があまり増えないところが悩みではありますが、高い志を持ち、研鑽を図る仲間に飢えている代理店経営者は全国にたくさんいると思いますので、趣旨に賛同していただける方々に是非仲間になっていただきたいと思っております。